めかけ
白いシャツが肌を触れる
なんとなく過ごしてたけど
風が知らす君の気配
汗ばむ背中に気づいた
首筋隠すしるしも大人ぶってみたけれど
消えたりしないのに
必死で傷つけてた
春はすぐそこに私を見つけて
気づかないフリして
あくびを誘う
窓を開ければ空気が違う
いつもの速度で始まる夏
くだらん未来が待ってるよ
追いつかないよう捕まえて
貴方が罪を担う頃
その時少しの痛みを
恥じらい外す目線も
伝わっているけれど
火照った頬は赤い
貴方は知らんフリね
制服を脱いだら口を重ねて
気づいてないみたいと二人で笑う
ドアを締めれば空気が変わる
いつもと同じ甘い秘密